みなさんは『空気を読む』という言葉を聞いたことがありますか?
空気は、目に見えないものです。
だから、この空気という言葉は、その場の雰囲気や周りの人の気持ちを表しています。
そして、読むという言葉は、本を読むなどの意味ではなくて、考えることや想像するということを表しています。
だから『空気を読む』という言葉は、周りの人の気持ちを考えて、その場に合った行動をするという意味になります。
こんな例文を作ってみました。
『友人が夫婦喧嘩を始めたので、その場の空気を読んですぐに帰った。』
『みんな忙しく働いているのに、一人だけ先に帰るなんて空気が読めないよね。』
『空気を読む』という言葉は、このようにして使います。
日本人は、周りの人の気持ちを気にする人が多いです。
それは、親から『人に迷惑をかけないようにしなさい』と教わってきたからです。
そして、日本人は、みんなの前では、自分の意見をはっきりと言いません。
でも、日本人同士だと、言葉で言わなくてもお互いの気持ちを分かり合えることがよくあります。
それは、お互いに空気を読んで、周りに合わせて行動しているからです。
「日本人は、目に見えないことをよく考える人たちだな。」と感心してしまいますね。
みなさんの国にも同じような言葉や習慣はありますか?
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雰囲気:その場やそこにいる人たちが自然に作り出している気分。また、ある人が周囲に感じさせる特別な気分。
例)このレストラン、いい雰囲気だね。
感心:立派な行為や、すぐれた能力に心を動かされること。心に深く感じること。
例)毎日、お店のお手伝いをしているなんて、感心するよ!
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