柔道や空手など、日本で生まれたスポーツは、試合が始まる前と終わった後にお辞儀をします。
これを『礼に始まり、礼に終わる』とも言います。
この考え方は、一般的な会社でもよく見かけます。
例えば、出勤したときには必ず『おはようございます。』とあいさつをしますね。
帰るときにも『お疲れ様でした。お先に失礼します。』とあいさつをするのが普通です。
これは、日本の社会で『礼儀』がとても大切だと考えられているからです。
『礼儀』は、相手に敬意を表すことです。
他にも『親しき仲にも礼儀あり』ということわざがあります。
この意味は、親しい関係になると、相手に対する緊張感がなくなってしまいます。
そうすると、遠慮のないことを言ったり、失礼なことをしてしまったりします。
そして、それが原因になって、仲が悪くなる可能性があります。
だから、良い関係を保つために、相手のことを考える気持ちを大切にしましょう。という意味です。
他の国の方は、この考え方を少し堅苦しいと感じるかもしれません。
でも、この『礼儀』という考え方は、相手との心の距離をちょうど良く保つために大切な考え方だと私は思います。
みなさんは『礼儀』について、どう思いますか?
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敬意:尊敬する気持ち。
例)犯人逮捕に貢献した佐藤さんに敬意を表して表彰状を授与します。
緊張感:心や体が引き締まる感じのこと。慣れない物事などに対して、心が張りつめて体がかたくなる感じ。空気が張りつめる感じ。
例)最終面接の待合室は、緊張感が漂っていた。
遠慮:人に対して、軽い言葉を言ったり、行動しないようにを控えること。
例)困ったことがあったら、遠慮しないで教えてくださいね!
可能性:物事が実現できるかもしれないということ。 事実がそうであるかもしれないということ。
例)ウイルスに感染した可能性が高い。
堅苦しい:気楽なところがなくて窮屈なこと。
例)堅苦しいあいさつは無しにして、今日は楽しくやりましょう!
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